キャッシュレス・ポイント還元事業 コード決済別 10月以降の比較
【2019年10月2日 更新】
どうも。らくあま(@rakuamablog)です。
間近に迫ってきた「消費税増税」「軽減税率」「キャッシュレス・ポイント(消費者)還元事業」
「キャッシュレス・ポイント還元事業」では、10月1日より事業対象の店舗で現金ではなく「キャッシュレス」での支払いをすると、5%または2%の還元が受けられます。
事業の期間は、2019年10月1日〜2020年6月30日
「PayPay」や「LINEPay」によるコード決済払いでも10月以降、事業による還元を受けられることは、ご存知のことと思います。
しかし、コード決済ごとにポイントが「還元される上限」や「付与される時期」が異なる上に「独自に追加されるポイント」があるなど対応はバラバラ。
ただでさえ混乱しそうなのに、各コード決済も種類が多くて、違いまで把握するのは大変です。
ということで、自分自身の備忘録も兼ねて、10月以降のコード決済ごとの還元事業への対応をまとめてみました。
また各コード決済各社より今後も追加の情報があると思われます。
その場合は、この記事に都度追記していきます。
※LINEPayキャンペーン(生活応援祭)を追記(9月28日)
LINEPay
- 独自の還元:0.5〜2%(マイカラー制度、LINEPayボーナス)
- 合計最大還元率:7%(独自の還元+ポイント還元事業5%)
- 還元時期:決済によって異なる
- 還元上限:月30000円相当
- 付与ポイント有効期限:2年
LINEPayは、スーパーとドラッグストアを対象としたキャンペーンを行うと発表しました。
還元率が10%上乗せされますが、還元時期と決済店舗が限定。
ポイント還元事業の方では対象外店舗になるので、そのポイント分の上乗せはありません。
- 10月18日〜30日
- 10.5〜12%(マイカラーによる0.5〜2%を含む)
- スーパー、ドラッグストアの対象加盟店45社
PayPay
- 独自の還元:最大5%(まちかどペイペイ、PayPayボーナス)
- 合計最大還元率:10%(独自の還元+ポイント還元事業5%)
- 還元時期:翌月20日前後
- 還元上限:1回あたり25000円相当、月25000円相当
大きな還元率で一気に利用者を拡大しているPayPay。
10月からは「まちかどペイペイ」と題したキャンペーンで最大10%還元となりますが、事業の対象店舗ではない店では、還元率の変更により、なんと1,5%にまで低下してしまいます・・・
スーパーの「ライフ」では10月1日〜10日まで、PayPayユーザーなら10%還元のキャンペーンを予定していますが、個人的にはこのようなキャンペーンが身近なスーパーで定期的に実施されることを望みます。
メルペイ
- 独自の還元:特になし(消費者還元事業ポイントのみ、ポイント付与)
- 合計最大還元率:5%
- 還元時期:翌週月曜
- 還元上限:合計月30000円相当(コード払い15000円相当、iD決済15000円相当)
- 付与ポイント有効期限:90日
メルペイからは、決済に関するキャンペーンは今のところ発表されていません。
10月3日まで「すすメルペイ」のキャンペーンが実施されているのみ。
メルペイはキャンペーンだけでなく、お得なクーポンも定期的に出してくるのでどういった手を打ってくるか気になります
d払い
- 独自の還元:20%還元キャンペーン(10月14日まで)、7%還元(dポイントスーパー還元プログラム)
- 合計最大還元率:32%(独自の還元+ポイント還元事業5%)
- 還元時期:決済日の翌々月
- 還元上限:月30000円相当
オリガミPay
- 独自の還元:最大3%(いつでもその場で3%OFF)
- 合計最大還元率:8%(独自の還元+ポイント還元事業5%)
- 還元時期:即時割引
- 還元上限:月3000円相当
オリガミペイでは、支払い方法2つあり、金融機関口座からの支払いをした場合に8%の還元になる場合と、Kyashをクレジットカードに紐付けした場合に同じ8%の還元が受けられます。
- 金融機関口座(3%)+中小・小規模事業者(5%)=8%
- クレジットカード(1%)+Kyash(1%)+カードによる還元(1%)+中小・小規模事業者(5%)=8%
即時割引と積極的なクーポンがメリットのオリガミペイ。
独自の追加還元も嬉しいところですが、比較的利用できる店が他のコード決済と比べると少ないのが残念。
楽天ペイ
- 独自の還元:最大5%(全店舗対象5%還元、楽天スーパーポイント)
- 合計最大還元率:5%(独自の還元+ポイント還元事業5%)
- 還元時期:翌々月末日
- 還元上限:月25000円相当
- 要エントリー
- どの店で決済しても5%還元
楽天ペイはユニークな還元を提供してくれます。
楽天ペイが使える店舗ならどこで決済をしても5%の還元が受けられるようなシステム。
- 還元事業から5%の還元があれば、楽天ペイからの追加還元はなし。
- 還元事業から2%の還元があれば、楽天ペイからは3%の還元が追加
- 還元事業からの還元がなければ、楽天ペイからは5%の還元が受けられる
という具合に、どの店で決済をしても「必ず5%の還元が受けられる」というのは消費者目線で分かりやすく、安心して使える気がしますね。
ただでさえ、軽減税率とポイント還元事業で複雑すぎる決済になるので、少しでも分かりやすいほうがありがたい。
個人的には、楽天ペイはなかなかオススメです。
ポイント還元事業の公式サイトに把握やすい表がありました。
こちらも参考にどうぞ
https://cashless.go.jp/assets/doc/major_services_typeA.pdf
まとめ
現状、10月1日の事業開始の時点で、最大還元率の順にみていくと、
- d払い(最大32%還元、キャンペーンにより10月14日まで)
- PayPay(最大10%還元、キャンペーンにより11月30日まで)
- オリガミPay(最大8%還元、キャンペーンにより来年1月31日まで)
- LINEPay(最大7%還元、キャンペーンにより10月18日〜30日は12%)
- 楽天ペイ(最大5%還元、キャンペーンにより12月2日まで)
- メルペイ(最大5%還元、特にキャンペーンアナウンスなし)
このようになるでしょうか。
もちろん、キャンペーン中か否か、対象となる店舗によっても還元率は変わってきます。
- 「いつ」使えるかということと、
- 利用したいコード決済が「使える店」というだけでなく「消費者還元事業の対象店舗」にもなっていなければ、還元の恩恵を受けられないので、十分に確認が必要です。
単純に還元率で言えば、キャンペーン中は「d払い」がお得ですが、そういった意味では、楽天ペイは還元率はすごく高いわけではありませんが、比較的「分かりやすく使いやすい」かな、と感じます。
ただし、還元率はキャンペーンに左右される部分が大きいので、そのキャンペーンがいつまでやっているのか、把握して利用することが大事ですね